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まいたけのブログ

個人的に面白いと感じたことをちょっと調べて紹介したいと思います。専門家ではないので明らかな間違いなどあればお知らせください。

人工知能は直観を身に付けつつある?

 

NHKの記事によると、人工知能を搭載したソフトが、ポーカーで17か国のトッププロと計4万5000回対戦し、圧倒的な強さを見せたそうです。

これまでにも将棋やオセロなどのボードゲームでも目まぐるしい活躍を見せてきた人工知能ですが、手札が隠された状態で戦う、駆け引きなどの要素を含むポーカーでもその強さを見せつけることに成功したということになります。

www3.nhk.or.jp

プロと対戦したのは「ディープスタック」というソフトで、ポーカーの中では割とポピュラーに行われるテキサスホールデムというルールで対戦が行われました。

テキサスホールデムでは、各自が2枚の相手に対して伏せられたカードを持ち、テーブル上に並べられた5枚の共通カードと組み合わせて役を作ります。

対戦相手によっては負け越す場面もあったようですが、全体を通してみると圧勝と呼べるポイントを獲得したようです。

 

人工知能の開発にかかわったのはカナダのアルバータ大学の研究グループで、1000万回以上のゲーム情報をもとにディープラーニングを行い、戦略を磨いてきました。人工知能が不確実な情報をもとにしても複雑な判断を行えることが示されたということになります。今後は人工知能がさらに複雑な判断を必要とされる場面でも活用されるようになるかもしれませんね。

 

世界最古の化石が発見された?40億年前の化石は何を語る?

イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)がカナダ、ケベックの地層から38~43億年前の微生物の化石を発見したと科学誌Natureに発表しました。

これまでに見つかっている最古の化石はグリーンランドで発見された37億年前のストロマトライトの塊で、生命活動の痕跡とされています。ただ生命活動によらずとも似たような構造が作られることも指摘されており、生物化石であるかは異説があるようです。

発見を発表したUCLによる解説動画(英語)をのせておきます。

 

www.youtube.com

 

発見されたのは鉄分を豊富に含んだ管状の構造をとっています。生命が誕生した場として有力な仮説の一つに熱水噴出孔があげられています。発見チームによると熱水噴出孔に現在生息している微生物が作る構造物と類似しているそうです。

 

もし今回発見された化石が本当に生物由来のものであったとすると、従来考えられていたタイミングより、生命が誕生してから進化が起こる過程がよりはやく進んでいたことになります。そのため研究者のなかには今回の発見について懐疑的な人もいるようです。

もし地球ができてからすぐに生命が誕生していたとすると、水を保持しているほかの天体でも同様に生命が誕生していたことが期待されます。

生命がたどってきた過程を明らかにするためにも更なる研究の進展が望まれます。

古代の名残をもつ珍しいエビスザメ、舞鶴沖で網にかかる

京都府舞鶴市の沖でエビスザメが発見されたそうです。

日本近海で確認されるのはかなり珍しいサメのようなので、特徴などをまとめてみました。

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初めて火星の岩石を回収できるかもしれない3つの地点とは?サンプルリターンはいつになるのか?

2020年に火星探査機を打ち上げる計画を立てているNASAは、火星岩石を採取するための地点の候補を8個のうち3個までに絞りました。

今回の計画ではあくまで試料を掘削して回収することが目的で、いまだ具体的な計画は立てられていませんが最終的には地球へ送る火星サンプルリターンを行うことが期待されています。

これまでにも地球上で火星由来の隕石は100個以上発見されていますが、大気圏に突っ込んだ隕石は熱や衝突などによる様々な変成作用を受けてしまっています。

またすでに火星で探査を行っているいくつかの探査機がありますが、搭載されている観測機器も簡易なものに限られます。

そのため現在の火星環境やその形成過程を調べるためにはやはり地球にサンプルを持ち帰って詳細に調べる必要があります。

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初めて火星の岩石を回収できるかもしれない3つの地点とは?サンプルリターンはいつになるのか?

2020年に火星探査機を打ち上げる計画を立てているNASAは、火星岩石を採取するための地点の候補を8個のうち3個までに絞りました。

今回の計画ではあくまで試料を掘削して回収することが目的で、いまだ具体的な計画は立てられていませんが最終的には地球へ送る火星サンプルリターンを行うことが期待されています。

これまでにも地球上で火星由来の隕石は100個以上発見されていますが、大気圏に突っ込んだ隕石は熱や衝突などによる様々な変成作用を受けてしまっています。

またすでに火星で探査を行っているいくつかの探査機がありますが、搭載されている観測機器も簡易なものに限られます。

そのため現在の火星環境やその形成過程を調べるためにはやはり地球にサンプルを持ち帰って詳細に調べる必要があります。

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ウマの進化は進化論の常識を覆す?

5000万年前にヒラコテリウムという現在のウマの祖先が誕生してからというもの、多様な環境やその環境の変化に合わせてウマはその姿を"進化の爆発"によって新しいウマへと進化させてきました。

この”進化の爆発”によるウマの歯や体のサイズの変化が、これまでの科学者たちが考えていたほど大きくなかったのではないかという報告が、スペインとアルゼンチンの生物学者のチームによって2月10日にScienceに発表されました。

このグループは過去1800万年140種のウマ(現在は7種しかいない)を分析し、進化がどのように起こったのかを示すその系統樹を、化石などに関するこれまでの研究をもとにまとめました。

短期間に進化が進む際には新しい形質(特徴)が伴う場合が多いとされます。

これまでの理論では、約1800万年前に草原が広がると、ウマは草地に適応するために急速に進化が起こり、さまざまな特徴を持った多様なウマが誕生したとされ、たくさんの草を食べるのに特化した歯を開発し、たいして栄養のない草を消化する手段を生み出してきたと考えられています。

しかし、この進化に応じて歯や体の大きさに急激な変化が生じたかというと、どうやらそうではないようです。。Cantalapiedraらによると、このときに新しく進化したウマの新種は生態学的に非常に類似していることが示されました。

したがって、この進化は環境の変化によるものではなくむしろ同じような環境にいたウマがいくつかの地域で孤立化し、それぞれの地域のウマが体の大きさや歯の形状を大きく変えることなく新しい種のウマになることでおこったと考えられます。

体の大きさや歯の形状ももちろん環境に応じて変化しますが、たくさんの新しい種類のウマが急速に誕生したからと言ってその変化のスピードも速くなるとは限らないといえるようです。

急速な新種の誕生が起こったのは1,500万〜1,800万年前の北アメリカのと、1,100万あるいは450万年前に海面が下がって北アメリカからユーラシア大陸に拡散したときとされていますが、どちらでも急激な外見の変化は見られなかったようです。

 

これまでみてきたようにウマの進化の原動力となったのは環境の変化ではないことが示されました。ウマの急速な種分化が起こった時期には広い均質的な草原が広がっており、エサは十分にありました。そのため進化にあたって急速に体のつくりを作り変える必要はなかったということです。

このシナリオがウマ以外に当てはまるかはいまだよくわからないため、これからの研究がまたれるところです。

 

特定の音(咀嚼音など)にうんざりするなら脳を責めろ!

他人がクチャクチャと咀嚼しながら食事をしていると、その音にイライラを感じる人は多いのではないでしょうか?コーヒーをズズッとすするようにして飲んだり、リンゴをかじる音はときに不快感を感じさせます。

はたまた一方で咀嚼音や呼吸音に対してそれほど不快感を感じない人もいます。

 

咀嚼音や呼吸音など特定の生活音に対して怒りや不安など負の感情を経験させるような症状はミソフォニアmisophoniaと呼ばれています。

 

このミソフォニアが起こる原因はいまだよくわかっていないようです。

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食虫植物はどれも似たような方法でしか進化できなかったかもしれない?

虫をとらえる捕虫葉などの捕虫のための器官をもつ植物は一般に食虫植物と呼ばれます。ウツボカズラなどがとても有名ですね。

食虫植物はもともとは普通の植物が、例えば窒素が不足するような環境に適応するために昆虫などの小動物を栄養源とするために進化したと考えられています。すくなくとも世界にシソ目ツツジカタバミナデシコ目イネ目の5目18属が知られています。日本でもシソ目タヌキモ科(200種以上見つかっており、すべて食虫植物。タヌキモやムシトリスミレなど)や、ナデシコ目のモウセンゴケ類などが生息しています。

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滋賀で生態のよくわからないヒトエグモ初確認!クモっていつ誕生したの?

滋賀県古賀市の民家で、ヒトエグモが滋賀県内で初めて見つかったそうです。

ヒトエグモは日本及び韓国に生息しているとされ、日本では京都府京都市)、大阪府大阪市堺市河内長野市松原市豊能町)、奈良県兵庫県、静岡県の2府3県で採集か確認がされていたようです。兵庫から静岡、あるいは韓国で見つかっていることからおそらく広い範囲に生息することが予想されますが、今回の発見はその地域間のギャップを埋めるように滋賀県で新しく発見されました。

 

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身長は80%遺伝で決まる!一つの遺伝子の違いで最大2cmの影響があるらしい

これまでの研究から人の身長を決定する要因の80%以上があらかじめ遺伝子によって占められていることが明らかになっていたようです。

生まれた後の環境が身長に与える影響はたった20%程度しかないということになります。

環境には栄養条件や汚染環境、睡眠などが含まれるようです。

「たくさん牛乳を飲めば背が伸びる!」

「よく寝れば背が伸びる!」

「鉄棒にぶら下がれば(一時的に)背が伸びる!」

、、、、、などは間違っているとは言えないと思いますが、コントロールできる量はあらかじめ制限されている、ということになります、、そう言われるとちょっと悲しいですね。

今回 紹介するのは最近Natureに掲載された身長に関する大規模な研究です。

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