青いダイヤモンドはこれまで見つかったダイヤモンドの中で、最も地中深くで作られたらしい
ダイヤモンドは様々な色を持つものが知られており、その中でも青い色を持ち、紫外線を照射すると赤い燐光を見せるものはブルーダイヤモンドと呼ばれています。
ブルーダイヤモンドの中には、ホウ素が含まれていることが知られていましたが、ダイヤモンドが作られるような非常に高圧高温のマントルにどのような形でホウ素が存在し、ダイヤモンド形成にかかわるかこれまでわかっていませんでした。
今回、46個のブルーダイヤモンドについて調査が行われました。その結果ブルーダイヤモンド内のホウ素がこれまで見つかっていなかった構造をとることが発見され、その前駆体がダイヤモンドが作られるような高圧のマントル内で安定に存在できることが示されました。
ほとんどのダイヤモンドは地中150~200㎞で作られているようですが、ブルーダイヤモンドは600㎞以深で作られることが分かったようです。
この研究からブルーダイヤモンドはこれまでに発見されたダイヤモンドの中でも最も地中深くで作られたことが提案されています。
ホープダイヤモンド
ホープダイヤモンドはホープダイヤモンド -Wikipediaのページに詳しく書いてありますが、9世紀のインドで発見されたとされるブルーダイヤモンドで、所有者を次々と破滅に導く呪いのダイヤとして広く名をとどろかせてきました。
もともと100カラットを超えるサイズでしたが、何度もカッティングされたものの現在でも45カラットもあり、アメリカのスミソニアン博物館の中の国立自然博物館に収蔵されています。