まいたけ見聞録

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長寿の鍵を握るホホジロザメのゲノムが解読される

70年生きるとされるホホジロザメのゲノムが全て解読され、5億年近くに渡って生き延びてきたサメの秘密が明らかにされることでガンなどの加齢に伴う様々な疾患に対する治療への鍵となる可能性が指摘されています。

Can sharks cure cancer? Great white shark genome decoded | Fox News

ホホジロザメとは?

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ホホジロザメ(頬白鮫、Carcharodon carcharias)は、ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に分類されるサメ。本種のみでホホジロザメ属を形成する。ホオジロザメとも。「白い死神」とも呼ばれる[1]。ホホジロザメの名称は日本魚類学会発行の日本産魚類目録に記載された標準和名である。(wikipedia)

 

この発見は、米国科学アカデミーPNASに報告された研究で明らかにされており、DNAマッピングの結果によれば、「大型で長寿命のサメの進化的な成功」の原因となる可能性がある遺伝的変化を理解するための手がかりになるかもしれない」そうです。

この研究はまた、1600万年近くも前から自らのDNAを修復できる機構を備えてことを示しています。種としてのサメは4億年以上前から存在しています。

ゲノム自体は41対の染色体を含み(ヒトの場合は23対)、そして多数の「特定のDNA配列の変化」があります。これにより、サメはゲノムの安定性を維持することができ、ゲノムの完全性が維持される、と研究者らは発見しました。

対照的に、DNAの損傷によって引き起こされるゲノムの不安定性は、癌やその他の加齢に伴う病気を引き起こすことが知られています。

2014年の調査によると、ホオジロザメの平均寿命は70年で、オスとメスで異なります。

研究はまた、ゲノムが多数のいわゆる「ジャンプ遺伝子」あるいはLINEとよばれる特定の配列を含むことを発見しました。

LINE配列は、DNAに二本鎖の切断を引き起こすことによってゲノムの不安定性を引き起こすことが知られています。

ホホジロサメのゲノムにおけるLINE配列の増殖は、効率的なDNA修復メカニズムの進化のために選択されてきた可能性が指摘されています。

研究者らはまた、ゲノムには「重要な血液凝固遺伝子」を含む創傷を迅速に治癒する能力があることを発見しているようです。

結局のところ、サメが人間がこれらの古くからある問題を解決するのを助けるために鍵を握っているかどうか決定するためにはもっと多くの研究が必要なようです。

これからの研究に期待したいですね。